尾張北部地域ごみ焼却処理広域化第1小ブロック会議

平成2年度第回首長会

平成28年7月22日(金)

午後2時00分〜午後2時41分

江南市役所 第2委員会室

発言者

発   言   内   容   等

幹事長

それでは、定刻となりましたので、ただ今から「平成28年度 第2回目の尾張北部地域ごみ焼却処理広域化 第1小ブロック会議」を開催いたします。

初めに、会長であります、澤田江南市長よりご挨拶を申し上げます。

会長

皆さん、こんにちは。

本日は、今年度2回目となる第1小ブロック会議にご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。

前回の第1小ブロック会議以降、扶桑町の小淵区、江南市の中般若、般若、草井の3区の合同で、扶桑町の山那区・南山名区の合同での計3会場において、2市2町の各首長が出席し、地元説明会を開催いたしましたところ、お地元の皆様方からは、施設の安全性や、環境アセスメントの実施方法、地域振興策、過去の経緯の説明などの点について様々なご意見を頂戴いたしたところでございます。

今年度は、今後、施設整備検討委員会の開催や、循環型社会形成推進地域計画の策定、事業主体となる一部事務組合の設置準備など、今後、施設建設を進めていく礎となる事業を控えております。

今後とも事業を進めるにあたりまして、一つ一つ丁寧に説明していくことで、皆様方からの信頼を得ながら着実に進めてまいりたいと考えておりますので、ご協力をお願いをいたします。

さて、本日は、「地元説明会の開催結果について」の報告、そして「ごみ処理広域化実施計画の見直し」、「新ごみ処理施設建設スケジュール」、「一部事務組合の設立について」の4つの案件でございます。

いずれも重要な案件でございますので、慎重なご協議をお願いいたしまして、簡単ではございますが、開催にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いします。

幹事長

ありがとうございました。

続きまして、本日は、愛知県環境部資源循環推進課課長の加藤様と同じく主任の高橋様、愛知県尾張県民事務所廃棄物対策課課長の熊田様にご出席をいただいております。

代表としまして 加藤様からごあいさつをお願いします。

愛知県

 みなさんこんにちは。

 愛知県環境部資源循環推進課課長の加藤でございます。各市町の皆様方には、日頃から本県の環境行政の推進につきましてご理解とご協力をいただきまして誠にありがとうございます。

さて、この尾張北部地域のごみ焼却処理広域化第1小ブロック会議におかれましては、本県のごみ処理広域化計画に基づいて、平成21年度に、広域化実施計画を策定していただきました。当時は平成30年度の新施設の供用開始を目指すということでございましたけれども、その後、建設候補地が二転三転したこともありましたが、今回、建設地が決定したということを受けまして当時の計画から7年経過しているということもございまして、本日、この広域化実施計画の改訂についてのご審議が為されると伺っています。また、計画の改訂に合わせまして新施設建設に至るスケジュールが示されるということで、長年の懸案事項がいよいよ本格的に動き出すということで非常に感慨深いものがございます。本日、お集まりの皆様方の長年に亘るご努力に対し心から感謝申し上げます。今後、まだ処理方式の決定や環境影響評価の実施、あるいは用地取得だとかやらなければならないことは山積していますけれども、愛知県としましては、先行事例の情報提供など引き続き支援させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。以上、簡単ではございますが、私からのあいさつとさせていただきます。

幹事長

 ありがとうございました。

それでは、以後の会議の取り回しにつきましては、会長の澤田江南市長にお願いをいたします。

会長

それでは、議事に入らせていただきます。協議事項1、「新ごみ処理施設建設に関する地元説明会の開催結果について」であります。

 幹事長より説明をお願いします。

幹事長

はい。それでは、座って説明をさせていただきます。

去る、6月12日(日)、18日(土)、26日(日)の3日間、新ごみ処理施設建設に関する地元説明会を開催いたしましたので、その結果につきまして、ご報告をさせていただきます。

まず始めに、扶桑町小淵区の皆さんを対象といたしまして、6月12日(日)、午後7時から午後9時40分まで、扶桑町の小淵公民館におきまして、2市2町の首長始め、担当職員など20名出席のもとで開催いたしました。

小淵区からは、区長さんを始め49名にご参加をいただき、傍聴者は11名でございました。

 小淵区からは、

・これまでの経緯の説明が不十分である。

・安心安全に対して、将来にわたって責任を持つことを約束する確約書が必要

である。

・なぜ、建設地を決定する前に、4首長揃って地元に来て、このような話し合

いをする機会ができなかったのか。

・施設整備検討委員会は、今後どのような形で進めていくのか。

など、多数のご意見をいただいたところでございます。

 第1小ブロック会議といたしましては、3月25日の第1小ブロック会議におきまして、同意書の提出、アンケート結果、これまでの取り組み及び経過等を総合的に勘案し、概ね合意形成が得られたものとの判断をさせていただき、建設地を中般若町北浦地内に決定したことをご説明いたしました。

次に、江南市中般若区、般若区、草井区の3地区の皆さんを対象といたしまして、6月18日(土)、午後7時から午後9時10分まで、江南市の学習等供用施設草井会館におきまして開催をいたしました。

地元からは、区長さんを始め59名にご参加いただき、傍聴者は6名でございました。

内容といたしましては、最初に、2市2町の4首長からのあいさつの後、スライドを用いて、建設地決定に至るまでの経緯や施設整備検討委員会、環境アセスメント、地域振興策など今後の進め方について、ご説明をいたしました。

地元からは、

・健康被害に関して、どのように考えているのか。

・火災などの事故が発生した場合の対応はどうなるのか。

・条件付き賛同の「条件」に関して、どのように考えているのか。

などのご質問をいただきました。また、

・全体の利益のため、早急に建設を進めてほしい。

・建設地決定の経緯に不信感がある。

・安心・安全な施設の建設と管理運営を行ってほしい。

・交通渋滞対策や十分な地域振興策を行ってほしい。

など、多数のご意見、ご要望をいただきました。

ご意見やご要望に対しましては、第1小ブロック会議で検討いたしまして、誠意をもって対応していくことをご説明いたしました。

最後に、扶桑町山那区、南山名区の2地区の皆さんを対象といたしまして、6月26日(日)、午後7時から午後8時40分まで、扶桑町の山名学習等供用施設におきまして、地元説明会を開催いたしました。

地元からは、区長さんを始め36名にご参加いただき、傍聴者は10名でございました。

内容といたしましては、江南市と同様、最初に、2市2町の4首長からのあいさつの後、スライドを用いまして、建設地決定に至るまでの経緯や施設整備検討委員会、環境アセスメント、地域振興策など今後の進め方について、ご説明いたしました。

地元からは、

・環境アセスメントは、どのような団体が実施するのか。

・廃プラスチックの取り扱いはどうなるのか。

などのご質問をいただきました。また、

・新愛岐大橋建設の問題と併せて、交通量の増加による渋滞対策を検討すべき

である。

・山名3郷が分断されるような進め方は、やめてほしい。

・地域振興策をしっかりやってほしい。

など、多数のご意見、ご要望をいただきました。

 皆さんのご意見をよくお伺いいたしまして、しっかりと検討して、真摯にそして丁寧に進めていくことをご説明いたしました。

 地元説明会の開催結果につきましては、以上でございます。

会長

協議事項1の「新ごみ処理施設建設に関する地元説明会の開催結果について」幹事長から説明をいたしました。

地元説明会では、いろいろなご意見をいただきましたけれども、今後につきましても、地元の皆様にご理解をいただきながら、事業を進めてまいりたいと思います。

協議事項1につきましては、ご報告ということで、以上とさせていただきます。

続きまして、協議事項2の「ごみ処理広域化実施計画の見直しについて」と、協議事項3の「新ごみ処理施設建設スケジュールについて」は、関連性がございますので、併せて進めさせていただきます。

幹事長より説明をお願いします。

幹事長

それでは、始めに協議事項2の「ごみ処理広域化実施計画の見直しについて」、お手元に配布しております概要版でご説明をさせていただきますので資料1をお願いいたします。

ごみ処理広域化実施計画の見直しにつきましては、平成27年7月21日の第1小ブロック会議におきまして、ご承認をいただき、その後、作業部会、幹事会で検討を行ってまいりました。建設地決定の遅れ等の理由により、繰越しをしておりましたが、このたび改訂案がまとまりましたので、本日の第1小ブロック会議において、ご承認をお願いするものでございます。

最初に、資料1ページの1の「実施計画改訂の背景と目的」でございます。   2市2町で構成される尾張北部第1小ブロックは、新ごみ処理施設の整備計画や施設の完成に向けた対応等、2市2町がごみ処理事業を共同で取り組むための「ごみ処理広域化実施計画」を平成21年6月に策定をいたしました。

その後、7年が経過し、一般廃棄物を取り巻く環境や、住民の皆さんの認識とニーズが変化している現状から、この実施計画を改訂することとしたものでございます。

今回、改訂をいたします「ごみ処理広域化実施計画」は、平成28年度から平成37年度までの10年間を計画期間といたしまして、平成37年度の新ごみ処理施設の稼働を目標としております。

次に、2の「ごみ処理の現状と課題」でございます。

()のごみ処理の現状でございますが、2市2町のごみ総排出量は、平成18年度に約8.1万トンに達した後、減少傾向に転じ、平成26年度では、約7万トンになりました。焼却ごみ量についても概ね減少傾向でございます。1枚はねていただきまして、2ページをお願いいたします。

(2)のごみ処理の課題といたしまして、現計画と同様に、

・焼却ごみの減量化

・資源ごみの混入

・現有焼却施設に代わる新ごみ処理施設の建設

・最終処分場の確保難

・ごみ処理経費の削減

・2市2町の処理ごみの統一 

以上6点を掲げております。

次に、3の「広域化の基本理念と基本方針」でございます。

(1)の基本理念でございますが、

「第1小ブロックが行う資源循環型社会における、安全で環境にやさしいごみ処理は、住民、事業者、行政が共に手を携え、協働愛を持つことにより、進むべき方向を「共に考え」、地域づくりを「共に担う」、地域の皆が自立と共助の精神を持ち、この地域独自のシステムを構築することで実現するものとする。」としております。

(2)の基本方針でございますが、循環型社会の形成に向けて、基本理念のもと、住民、事業者、行政が協働し、それぞれが責任ある自主的な行動によって、一般廃棄物の排出抑制、資源化をできる限り推進するものとしております。

3ページをお願いいたします。

上段の囲みにお示しております、

@の迅速、安全、環境にやさしいごみ処理の実現から、Gの経済性に優れた施設の実現と運営までの8つの方針を基にごみ処理広域化の推進を図るものでございます。

次に、4の「中間処理計画」でございます。

1点目として、新ごみ処理施設の整備に併せまして、2市2町で分別品目の統一を検討いたします。

2点目として、2市2町全域を計画収集区域とし、新ごみ処理施設の整備に向けて収集品目や収集運搬体制の見直しを検討いたします。

3点目として、新たに整備する熱回収(焼却)施設等は、発電・売電を視野に入れた検討を行い、熱エネルギーの有効活用を図るものといたします。また、焼却残渣について、溶融固化物や焼成物等として再資源化を図ることを検討いたします。

4点目として、粗大ごみ(不燃ごみ)破砕処理施設も、新ごみ処理施設の建設に併せて整備を検討いたします。

5点目として、リサイクルセンター、ストックヤードなどの施設についても検討いたします。

6点目として、ごみ減量、資源化の取り組みは、今後も継続的に各市町で主体的に進めます。

以上6点を掲げております。

 次に、5の「新ごみ処理施設整備計画」でございます。

(1)は、新ごみ処理施設の必要性でございます。

ごみを安全かつ衛生的に処理し、住民の生活環境の保全及び公衆衛生を向上させるため、施設稼働から30年以上経過しております現有の焼却施設に代わる新しいごみ処理施設の整備が必要であるということでございます。

(2)は、新ごみ処理施設の規模でございます。

平成27年3月に策定されました2市2町の「ごみ処理基本計画」(改訂版)の減量目標値を基に、新ごみ処理施設の稼働目標年次を平成37年度として、合計処理量、日量197トンといたしました。その内訳につきましては、合計処理量の横に記載させていただいております。

(3)は、ごみ処理方式でございます。

処理方式の選定にあたりましては、

「できる限り排出を抑制し、不適正処理の防止その他環境への負荷の低減に配慮しつつ、再使用、再生利用を行いますが、焼却に伴い発生したエネルギーの熱回収を有効利用するサーマルリサイクルへの転換を図る」という国、県の指導、また、2市2町の財政負担の軽減等を前提に、住民参加による検討を行いまして、回収されるエネルギーが地域づくりの核となり、地域振興策に繋げることを心がけるというものでございます。

一枚はねていただきまして、4ページの(4)の「熱エネルギー利用計画」でございますが、新ごみ処理施設では、「環境にやさしいごみ処理施設」を実現するため、ごみ焼却に伴って発生した熱エネルギーを積極的に回収し、有効利用を図ってまいります。

次に、6の「事業主体・運営主体」でございます。

(1)の広域化に係る事業主体でございますが、第1小ブロックでは、構成自治体の意向を反映いたしまして、ごみ処理を共同で独立した事業として実施することにより、効率的かつ確実にごみ処理事業を推進できる一部事務組合を設立する方向で検討を進めるというものでございます。

(2)の事業運営でございますが、効率的な財政運営を行うため、従来の公設公営方式だけではなく、新たな事業形態として考えられます公設民営方式及びPFI方式についても検討してまいります。

 最後に、7の「広域化の効果と課題」でございます。

   (1)の広域化の効果でございますが、

1点目に、ごみ質の均一化が進み、安定的な燃焼状態の下での焼却が可能となります。また、全連続炉の場合、一般的にダイオキシン類の発生が増加する毎日の起動・停止を行わないため、ダイオキシン類の排出を削減することができます。

    2点目に、焼却灰・飛灰の溶融固化等の高度処理もより効果的に行えるようになります。また、溶融固化により焼却灰等が減容化され、最終処分量の削減につながり、溶融固化により生じた溶融スラグは、路盤材等として活用することが可能となりまして、マテリアルリサイクルにも資することができます。

3点目に、ごみ発電等の余熱利用を安定的かつ効率的に実施することが可能となります。

4点目に、ごみ処理施設が集約化され、公共事業のコスト縮減を図ることが可能となります。

5点目に、 広域化することが、ごみの分別方法や収集運搬方法の統一化、リサイクル施設などのごみ焼却施設以外の廃棄物処理施設について、集約化を図る契機となります。

次に、(2)の広域化の課題でございますが、

1点目として、新ごみ処理施設の整備、運営にあたり、2市2町は、費用負担割合を決定していく必要があります。

2点目として、最終処分量の削減努力を続けつつ、現在の最終処分場に代わる広域としての最終処分のあり方についても、今後検討をしていく必要があります。

広域化実施計画の見直しの概要の方は、以上でございます。

今回の改訂は、平成21年6月に計画が策定されたのち、ごみ排出量や人口の変化などを踏まえ、計画処理量等を時点修正したことが主な内容となっております。新ごみ処理施設の施設規模やごみ焼却方式、余熱利用等につきましては、今年度設置いたします新ごみ処理施設整備検討委員会において、検討してまいりますのでよろしくお願いをいたします。

また、改訂版の計画書案の本編をお配りさせていただいておりますのでよろしくお願いをいたします。

ごみ処理広域化実施計画の見直しについての説明は、以上でございます。

続きまして、協議事項の3「新ごみ処理施設建設スケジュールについて」説明をさせていただきますので資料2をお願いします。

新ごみ処理施設建設スケジュール案でございます。

先ほどご説明いたしました「ごみ処理広域化実施計画」の改訂版におきまして、目標といたしました平成37年度の稼働に向けました建設スケジュールでございます。

最初の事業といたしまして、先ほどご説明いたしました「ごみ処理広域化実施計画」の中でもございましたが、効率的な財政運営を行うための検討として、平成29年度にPFI等導入可能性調査を実施いたします。

新ごみ処理施設の建設・運営にあたって、最小の経費で最大の効果を挙げるための効率的な事業を実施するため、PFI等の導入可能性の検討を行うものでございます。

次に、平成29年度から平成32年度にかけまして、環境影響評価を実施いたします。

愛知県の環境影響評価条例では、処理能力が日量150トン以上のごみ処理施設を環境影響評価の対象事業としておりますので、この手続きには、1年間にわたる調査期間を含め、概ね3年半から4年程度はかかる予定でございます。 

その下の都市計画決定でございますが、ごみ処理施設は都市計画施設でございますので、愛知県条例により環境影響評価と合わせて都市計画決定に必要な手続きを行う必要があり、都市計画決定までには、4年半程度を見込んでおります。

続きまして、平成30年度には、測量や地質調査等を実施いたしまして、平成31年度から平成32年度にかけまして、用地を取得してまいります。また、平成31年度には、新ごみ処理施設の規模、ごみ処理方式などを取りまとめた施設基本設計の実施及び造成計画を策定いたします。

続きまして、平成32年度には、発注仕様書の作成と事業者選定を実施いたします。

さらに、平成33年度には、施設詳細設計を実施いたしまして、平成34年度には、施設建設工事に着手をし、3年程度の工事期間を経まして、平成37年度に、施設供用開始を目標とするスケジュールでございます。

新ごみ処理施設建設スケジュール案についての説明は、以上でございます。

よろしくお願いいたします。

会長

協議事項2と協議事項3につきまして、幹事長から説明がありました。

このことにつきまして、何かご意見がございましたら、よろしくお願いいたします。

 

(特に意見なし)

会長

よろしいでしょうか。

それでは、協議事項2の「ごみ処理広域化実施計画の見直しについて」と、協議事項3の「新ごみ処理施設建設スケジュールについて」、ご承認をいただくということで、ご異議ございませんか。

全員

(異議なしの声)

会長

ありがとうございます。ご異議なしと認めさせていただきます。協議事項2と協議事項3については、ご承認をいただきました。

続きまして、協議事項4の「一部事務組合の設立について」に入らさせていただきます。

幹事長より説明をお願いいたします。

幹事長

はい。それでは一部事務組合の設立についてご説明をさせていただきますので、資料3をお願いいたします。

 新ごみ処理施設建設の事業主体につきましては、先ほどご説明させていただきました広域化実施計画にもありましたように、2市2町による一部事務組合を設立することとして進めてまいります。

その設立までの手続きといたしましては、2市2町の議会の議決を経て、規約を定め、県知事の許可を得ることが必要でございます。具体的には、組合議員の定数、構成市町の経費の負担割合など規約に関する事項について協議をいたしまして、2市2町のそれぞれの議会におきまして、規約を議決いただき、議決書等必要となる書類を添えて、県知事に設立許可申請をするといった手続きでございます。

設立に向けたスケジュールといたしましては、平成29年4月からは新組合を事業主体として、国の交付金を活用して事業を進めていくためには、2市2町の12月議会において規約を議決していただく必要がございます。

そこで、本日は、その規約骨子(案)につきましてご協議をいただきたいと思います。

それでは、一部事務組合規約骨子(案)について、ご説明いたします。

資料3の1ページをお願いいたします。

組合の名称は、これまでの協議を踏まえまして、「尾張北部環境組合」としております。

組合の設立年月は、平成29年4月でございます。

構成団体は、第1小ブロック会議を構成する2市2町でございます。

組合が共同で処理をする事務は、「ごみ処理施設の設置及び組合の設置したごみ処理施設の管理に関する事務」でございます。

組合の事務所の位置は、建設期間中は江南市役所内とし、施設稼働後は施設の所在地に移すこととしております。

組合議会の構成につきましては、各市町で意見が異なっておりますので、【調整項目1】としております。調整項目につきましては、規約骨子(案)を一通り説明させていただいてから、改めてご説明をさせていただきます。

続きまして管理者等の項目でございますが、まず、管理者は1人で、任期は2年、組合議会において組合市町の長の中から選挙することとしております。

副管理者は、管理者の属する市町以外の長の3人とし、会計管理者は、1人で、管理者の属する市町の会計管理者をもって充てることとしております。

監査委員は、識見を有する者1人及び組合議員のうちから1人の計2人で、任期は4年としております。

次に、組合の経費負担の方法でございますが、組合の経費は、大きく分けて「議会費」、「建設費」、施設稼働後のごみ処理に要する「処理費」の3つとなります。

まず「議会費」は、議員定数割100/100とし、各市町から選出される議員の人数で按分することとしております。

「建設費」につきましては、各市町で意見が異なっておりますので、【調整項目2】としております。後ほど説明をさせていただきます。

「処理費」につきましては、各市町の意見が一致しておりまして、各市町が一層のごみ減量施策を進めることに繋げるため、投入実績割100/100としております。

規約骨子(案)の一通りの説明は以上でございますが、調整が必要な、本日ご協議をいただきたい項目についてご説明させていただきますので、1枚はねていただきまして、2ページをお願いいたします。

【調整項目1】といたしまして、組合議会の議員定数及び構成内訳でございます。

犬山市の提案は、構成内訳が「犬山市・江南市が3人ずつ、大口町・扶桑町が2人ずつ」の計10名とするもので、議員定数の問題とは別に、組合議員の報酬については「なし」にすることを提案されています。

江南市は、1つの案に集約するまでには至っていないことから、調整中となっております。

大口町の提案は、市町同数で、2市2町それぞれ4人ずつの計16人というものでございます。

扶桑町の提案も、市町同数にするというものでございます。

なお、組合議会の議員の任期につきましては、1ページ中段の組合議会の任期にございますとおり、「組合市町の議会の議員の任期」で考えております。

続きまして、1枚はねていただきまして、3ページをお願いいたします。

【調整項目2】といたしまして、建設費の経費負担でございます。

建設費は、均等割と人口割による経費負担を考えておりますが、それぞれをどの割合にするかによって、市町の負担額が変わってまいります。

これにつきましては、愛北広域事務組合、そして江南丹羽環境管理組合の規約や、県内の他組合の事例を踏まえまして、犬山市及び江南市の提案は均等割20/100、人口割80/100の配分、大口町及び扶桑町の提案は均等割10/100、人口割90/100の配分とするものでございます。

なお、1枚はねていただきまして、4頁には、処理費の負担割合につきまして、参考資料として県内他組合の事例を掲げております。新組合では、先程申し上げましたとおり、2市2町とも意見が一致しております、投入実績割100/100とすることで考えております。

説明は、以上でございます。

議員定数と建設費の負担割合の2つの調整項目を中心に、ご協議をお願いするものでございます。よろしくお願いいたします。

会長

はい。それでは、協議事項4の「一部事務組合の設立について」は、来年度以降の事業を進める上で、大変重要な案件でございます。

今、幹事長から説明がありましたように、特に、組合議会の議員定数や負担割合につきましては、各市町のお考えがあると思いますので、それぞれ市長さん町長さんから、お考えをお聞かせいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。まず犬山市長さん、どうでしょうか。

犬山市長

犬山市ですが、うちの方としては基本的な方向性は、先ほど武田幹事長の方から、犬山市の提案についてはご報告がありましたが、他の市町の皆さんの意見も踏まえて調整を、今日は考えていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

会長

 はい。次に大口町長さん、よろしくお願いします。

大口町長

 私の方も、今犬山市長がおっしゃったように、定数としましては建設費の方は10/100、定員に関しましては4市町同じ定数で、大口としては4人ということでお願いをしたいというように、今考えておる次第でございます。4という数字はある意味で言いますと議員の選出議案の色々な関係もあり、これは皆様方とご相談をさせていただきたいというように思っております。

会長

 はい。次に、扶桑町長さん、どうでしょうか。

扶桑町長

 はい。扶桑町といたしましては、組合議会の議員定数は、各市町とも同じ数にしていただきたいと思います。建設費の負担割合につきましては、大口町さんと同様の均等割が10/100、人口割が90/100というようにお願いできたらと、このように思っておるところでございます。

会長

はい。

最後には江南市の方が、ここに数字等々書いてございませんが、少々調整等をいたしているところでございますが、意見を少しだけ述べさせていただきます。

組合議会の定数につきましては、犬山市及び江南市が5、大口町及び扶桑町がそれぞれ3ということで合計16人を江南市の素案として、議会の各派からもご意見をいただいておりますけれども、現状では1つの案にはなかなか集約をされていないような状況であります。

建設費の負担割合につきましては、犬山市さん同様、江南市としては均等割20/100、人口割80/100でお願いをしたいというように思っております。

以上が、江南市の大体の意見でございます。

ただ今、各市町からご意見をいただきました。この件につきましては、最終的には、2市2町の各議会においてご議決をいただくということが設立の要件となりますので、議案として上程する前に、まず各市町の議会との協議が必要であると思います。

そこで、本日それぞれご意見をお伺いした中で、今後の議会と協議していただくための「たたき台」というようなこととしまして、「案」として示させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。

議員定数につきましてはご意見ございましたが、各市町3人、オール3というようなことで12人、また建設費の負担割合につきましては、均等割が15/100、人口割を85/100ということで、各議会との協議をいただきたいと思います。

あくまでも「案」でございます。この「案」を基にいたしまして、次回の第1小ブロック会議までに各議会と協議をいただきまして、次回の第1小ブロック会議で決定をしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。

全員

(異議なしの声)

会長

ありがとうございます。

ご異議もないというようなことでございますので、ただいま、整理させていただきました「案」で、次回の第1小ブロック会議までに各議会との協議をお願いしたいと思います。

各首長さんには、大変ご苦労をおかけしますけれども、よろしくお願いいたします。

犬山市長

 報酬の件についても、調整だけお願いします。

会長

 承知しました。犬山市さんの方から提案で、組合議員の報酬について、「なし」というようなことで提案をいただいております。この辺のところも併せてご協議の対象としていただきたいことを、お願いいたします。

 その他せっかくの機会でございますので、何かありましたらご発言を、お願いいたします。

 

(特に意見なし)

会長

はい。特には無いようでございますので、その他につきまして何かございますか。

幹事長

私の方から、2点ほどございます。最初に、江南市中般若町の区長さんの方から、5月26日になりますけれども、「地元説明会開催に関する要望書」が第1小ブロック会議会長宛に提出されました。その写しを資料として配布しておりますので、後程ご参照くださいますよう、よろしくお願いいたします。

そして2点目ですが、次回の第1小ブロック会議のご案内をさせていただきます。次回の第1小ブロック会議は、8月30日火曜日の午前10時から、この同じ第2委員会室におきまして開催させていただく予定でございますので、よろしくお願いいたします。事務局からは以上でございます。

会長

はい。それでは、大変長時間にわたりましてご協議をいただきまして、誠にありがとうございます。

以上を持ちまして、会議を閉会とさせていただきます。

本日は、誠にありがとうございました。